現在募集中のツアー
2025.06/02 mon
[日帰り]
和歌山県みなべ・田辺地域
2015年認定
和歌山県 みなべ・田辺地域の世界農業遺産を巡るOrganicツアー
大粒の実と柔らかい果肉で全国的にも定評のある「南高梅」の母樹発祥の地であり、現在農園の約8割が 有機JAS認証取得畑である「たかだ果園」。創業100年を超える老舗であり、同じく有機JAS認証を 取得している「梅樹園」。梅の実が実る時期に2つの梅園を訪ねるツアーです。
「みなべ・田辺の梅システム」のお話をうかがうとともに、「バイオ炭」や、植物ホルモンを 活性化させて収量を増やす「道法農法」についても学びます。
GIAHS Organic Tour
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今後のツアー予定
2025.06/16 mon-17 tue
[日帰り/1泊2日]
徳島県にし阿波地域
2017年認定
段々畑のような水平面を形成せず、傾斜地のまま農耕する地域では、草地で採取した敷き草を畑に漉き込むことで土壌の流出を防ぐ農法が400年にもわたって受け継がれてきました。地域の文化や環境に適応しながら何世代にもわたって受け継がれてきた伝統的な農具や技術など先人達の知恵は、持続可能な農業のモデルとして注目されています。
兵庫県兵庫美方地域
2023年認定
山に放牧され、棚田に使役されながら、家族同様に大切にされてきた但馬牛は、地域の草原や棚田の維持・農村文化の継承にも貢献。有畜複合農業のモデルケースとして高く評価される美方地域を訪ねます。京丹後では、農業遺産の認定条件は満たしていないものの、すべての圃場で有機JAS認証を取得し、年間200種以上もの有機JAS認証野菜を出荷している稀有なオーガニック生産者、梅本さんを訪ねます。
宮崎県高千穂郷・椎葉山地域
2015年認定
宮崎県高千穂郷・椎葉山地域
2015年認定
国内に唯一残る焼き畑農業。自然の在り方と人の知恵とがもたらす地域固有の景観や生物多様性、神楽をはじめとする伝統芸能の魅力にも触れる旅です。
新潟県佐渡市
2011年認定
トキが舞う郷の美しい景観と生物多様性を守り育む、「湿地状の深み“江”」・「田んぼと水路を魚たちが行き来する魚道」・「ビオトープ」・「ふゆみず田んぼ」・「田んぼだけでなく畦道にも除草剤を使わないこと」…等。水田を中心とする環境保護に地域ぐるみで取り組んでいる様子は、日本の里山保全のモデルケースと言えます。
2025.10/06 mon-08 wed [2泊3日]
岐阜県長良川上中流域
2015年認定
滋賀県琵琶湖地域
“里湖”とも呼ばれる琵琶湖周辺地域には、昔から、農作業のかたわら、湖に近い河川・水路・水田などで、自給自足に必要な分だけ魚を捕る「おかずとり」という習慣がありました。長良川に1300年以上前から伝わる伝統的漁法「鵜飼い」は、宮内庁職員である鵜匠が鵜を操り、かがり火に集まってくる鮎を捕えます。生物多様性に富んだ“水のテロワール”が育む、多彩な淡水の恵みを再発見する旅。
2025.11/30 sun-12/01 mon [1泊2日]
静岡県わさび栽培地域
2018年認定
静岡県掛川周辺地域
2013年認定
山梨県峡東地域
2022年認定
400年もの歴史を持ち、徳川家康にも献上した日本最古のわさび田で、可憐なわさびの花の“お花見”を。茶園では、畝間にススキやササなどの“刈敷き”を行う伝統的な茶草場農法を、山梨県峡東地域では、扇状地の傾斜地において発達した多様な果樹の栽培技術を学びます。自然と調和しながら続いてきた農法が織りなす里山の景観に、どっぷりと浸る2日間。
2025.11/30 sat-12/1 mon [1泊2日]
宮城県大崎地域
2017年認定
厳しい自然環境ゆえに発達した水管理の技術、水田の湿地生態系と共生する農業、ラムサール条約認定湿地の渡り鳥など、水と共に暮らしてきた日本の農村の原風景に触れます。4000km離れたシベリアから毎年渡ってくる7万羽ものマガンが、夕暮れ時、愛らしい鳴き声で家族のコミュニケーションをとりながらねぐら入りする様子は圧巻。
2025.12/10 wed
[日帰り]
埼玉県武蔵野地域
2023年認定
江戸時代から、家屋・平地林・畑を隣接させる計画的な農村づくりが行われてきた地域。火山灰土の痩せた土地に樹々を植え、落ち葉堆肥による土壌改良を行ない、農業を発展させ、川を利用した水運で、江戸(東京)の需要に応えてきました。大都市近郊でありながら、オオタカの繁殖地や希少植物の生育地としても知られています。
[開催時期調整中/日帰り]
石川県能登地域
2011年認定
里山の風土が育んだ農の知恵や発酵技術、里海の「揚げ浜式製塩」、急傾斜地に広がる「白米千枚田」・稲のはざ干し(天日干し)・海女漁など、伝統的な農林漁法や景観などを有する能登。2024年には震災や豪雨が大きな爪痕を残しましたが、現地の方々は被害を乗り越え、以前にも増して魅力的な街づくり・ものづくりに尽力しています。復興へと歩みを進める能登の、“今”に触れる旅。
終了したツアー
大分県国東半島宇佐地域
2013年認定
熊本県阿蘇地域
2013年認定
国東・南阿蘇
2つの世界農業遺産を巡るツアー
降水量が少ない国東半島宇佐地域に点在するいくつものため池と、水源を涵養(かんよう)するために育てられてきたクヌギ林。野焼き・放牧・採草という農作業により、千年にも渡って維持されてきた阿蘇の広大な草原。
自然の在り方と人の知恵とがもたらす地域固有の景観や、生物多様性・伝統的発酵食の魅力にも触れる旅です。
Supervision
「世界農業遺産を巡るシリーズツアー for BIOFACH JAPAN 2025」は、すべてのツアーにおいて、10年以上にわたり、GIAHS研究、認定地域の活性化に取り組んでいる大和田順子博士にご同行いただくとともに、ツアーレポートも執筆していただくことになりました。
大和田 順子
Owada Junko
博士(事業構想学)
総務省・地域力創造アドバイザー
教育テック大学院大学 教授
東急グループ、イオングループ等にてソーシャルマーケティングの実務を経て、2002年環境と健康を大切にするライフスタイル「LOHAS(ロハス)」を日本に紹介、普及に尽力。2020年に宮城大学事業構想学研究科にて博士学位を取得。2021~2023年度、同志社大学総合政策科学研究科ソーシャル・イノベーションコース教授。2024年10月~立命館大学日本バイオ炭研究センター客員教授。近年は「SDGs未来都市」、世界農業遺産認定地域の活性化、地域イノベーションなどに関する実践・調査・研究を行う。
2014年~2020年、農林水産省「世界農業遺産等専門家会議」委員。2022年3月、総務省「令和3年度ふるさとづくり大賞」個人表彰部門で総務大臣賞受賞。主な著書:『ロハスビジネス』(共著、2008年、朝日新書)、『アグリ・コミュニティビジネス』(単著、2011年、学芸出版社)、『SDGsを活かす地域づくり』(共著、2022年、晃洋書房)他 「世界農業遺産を巡るシリーズツアー」監修、同行、朝日新聞ホームページに記事執筆予定。
Inventor
山本 朝子
Yamamoto Asako
Beyond Organic株式会社 会長
Organic CC’Cooking & Diet School 会長
山本朝子プロダクション 代表
安心・安全な食「オルター」顧問
オーガニック給食コンサルタント
大阪大学外国学部英語学科卒(旧大阪外国語大学)。
お菓子づくりを今田 美奈子氏に、世界各国料理の基本と家庭懐石料理を田辺 哲子氏に学ぶ。1999年よりアトリエ・グリーンゲイブルズを主宰。「赤毛のアンを原書で読む会」をベースに、ありのままの自然に寄り添う「衣・食・住」の提案を始め、野の草花によるフラワーアレンジメント教室、手縫いのクラフト教室などを開講。食部門においては徹底して安心・安全を追求しながら、アレルゲンフリー&シュガーフリーレシピを豊富に展開。悩みを抱える多くの主婦が通うようになり、2004年、医学博士 吹野 治氏に顧問医を依頼し、CC’Cooking&Diet(Cultural Cretives Cooking & Diet)Schoolを立ち上げる。
以降、アトリエのみにとどまらず、オーガニックコンサルタントとして国内外を飛び回る日々を送る。穀物粒を水中粉砕することでパンやケーキ、クリームやルーベースを作り出す特許を取得しており、2019年、この特許による調理法を普及するためにグレインズイニシアティブ(特定非営利活動法人)を設立(現在はBeyondOrganic株式会社の一部門として存続)。著書に、「アレルギー対応 簡単おいしいごはん」(グラフ社)、「ミキサーでつくる発芽モード玄米・雑穀レシピ」(パッションワークス社)、「アレルギーっ子の安心レシピ大百科」(家の光協会/共著)がある。
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